耳かきボイス

ゴールデンウィークだったのに
その最中、通常通りボーカルレッスンを行ったという、
なんとまぁ、非常識な落合センセ。
なのに、ちゃんと来てくれた生徒さん、エライ!
その生徒さんは、最近になって
「シンガーソングライター 落合さとこ」を知ったわけですが、
なかなか面白い感想を述べてくれるのです。



「センセの歌は、なんか、こう、耳の中を、
 こちょこちょこちょこちょ〜って、されてる感じなんですよ。
 ほら、耳かきって、すごく気持ちがいいじゃないですか。
 あんな感覚。
 時々、他の人の歌でも、こちょこちょされる感じはあるんですけど
 センセの歌は、こちょこちょの回数が、とんでもなく多いんですよ。
 あ、またきた、あ、ここも、ここも!って。
 それで、もっとこちょこちょされたくなって、また聞いちゃう。
 センセのライブに、ボクのようなおっさんがたくさんいましたけど、
 みーんな、最後、子供みたいな顔になっているんですよねぇ。
 それって、やっぱりみんなも、こちょこちょされて
 気持ちええんだと思います。」



な〜る〜ほ〜ど〜。
私の声は、耳かきボイスだったんだな。
そして、確かにサトコちゃんの耳かきを持っているぞ。
(※サトコちゃん=サトーのサトちゃんの妹)
おっしゃ。
今月後半は、首都圏のみんなのお耳を
こちょこちょしに行くわよ〜♪
耳の穴をかっぽじって、待っててくださいネ。

5ヶ月目の発見

すっかり春の陽気です。
小さな山々、そして、森と田んぼに囲まれた、今の猫髭うたたね舎では、
一日中、鳥の歌声が楽しめます。
うぐいすの、楽しそうなことと言ったらありません。
キジも、ギーギーと、朝から目覚まし代わりに歌ってくれます。
正体不明の、小さな生き物らしき声も時々、響きますが、
それもそれで良し。
窓をあけて外の風を楽しんだり、家のまわりを散歩したり。

あぁ気持ちいいなぁ〜と、屋根越しに空を見上げ……
ああぁっ!
屋根の瓦に、ひ、ひ、ひとの顔が!!!

おちついて、よ〜く見ると………
こわいくらいにほがらかに笑っています。
その奥の瓦にも、やっぱり、笑顔が張り付いてる。。

+++
調べてみると、鬼瓦には、魔除けの為の鬼の形相、だけではなく、
縁起が良いように、七福神をあしらったものもあるのですね。
我が家の屋根にくっついていた笑顔は、
島根の石州瓦を使ったものと思われる鬼瓦で、
大黒様と恵比寿様のようです。
全身ではなく顔だけ、しかも色が違って、
瓦にひっついているような、この美的センス、
遊び心があるというか、なんというか…
私の心を、すっかり鷲掴みにしたのです。
引越して5ヶ月。
ますます、ここが好きになりました。
懐かしの日本の風景、生活、不思議、バンザイ!

卒業シーズン

卒業シーズン到来です。
本日、姪っ子1号もめでたく高校を卒業。
卒業式の様子を収めた写真が、
パソコンに次々と届きました。
高校時代。
この頃の時間って、
いろいろなことが、凝縮しているのですよね。
入学するにあたり受験があって、
在学中も沢山のことがあって、
次の進路も友達と枝分かれして。
自分が関わる社会が、どんどん変わってゆく。
私の、ここ3年間を振り返ってみる。
それなりに変化もあるし、
成長している(と思う)けれども、
10代の頃とは、スピードも質感も違う。
きっと、それぞれ世代ごとに
「生きるテーマ」があるのでしょう。
何はともあれ「卒業」するみなさん、
おめでとう!
落合さとこ×笹子重治 duo「卒業」

引越騒動の続き

新・猫髭うたたね舎の仕事部屋は、8畳の和室。
東側が全面廊下と隣接、西側が全面広縁と隣接。
その両側の建具が、なぜか入居時からありませんでした。
おかげで広々としているのですが、この時期は………寒い!

仕事部屋から足が遠のきがちなのですが、
先日、ようやく弾き語りの練習をじっくりしました。

やっぱりいいなぁ。
ピアノと向き合う時間。
頭が創作モードになる時間。
何よりも幸せな時間!

実は、今回の引越騒動はまだ終わっておらず、
訳あって、あと2軒分の荷物が猫髭に集約されることに。
これがまた半端ない量で、気が遠くなることがしばしば。
小分けに引き取り、整理、処分、片付けの日々。

寒い仕事部屋から抜け出す為の
「ハンドメイドなんちゃって建具」の設計図は
既に頭の中にあるのですが、
引越騒動が終わるまでは邪魔になるので、しばらくガマン。

早く、快適な仕事部屋でピアノを弾きたいなぁ。
その日を夢見て……今日も要らないもんは捨てたるぅー!

(モチロン、人にあげたり、
 買取してもらったりもしてますヨ)

それにしても、モノは少ないに限る。
テレビ6台、とか、
折りたたみベット4台、とか
寝具8セット、とか、
座卓8台、とか、あっても困りますから。

原点回帰、ということで。

2017年が始まりました。
なのに、ちっとも実感が湧きません。
今年の抱負、みたいなものを語るべきなのですが
珍しくの、ノーイメージ。
まっさらなのです。
どうしたものかと思いながら、
ミュージクマガジン1月号をちょろちょろと読んでいると、
引越し騒動の渦中に寄稿した、自分の記事に到達しました。
「思うことを好きに書いてください」との依頼で書いた
「本州の隅っこ、山口で思う シンガーソングライターの原点回帰」。
あれ?ここで言ってるじゃない。
そうゆうことなんだよねぇ。
きっと。
(現在発売中なのです)
今年の、というよりも、
自分の人生のタイミングとしての、なのですが、
原点回帰、ということで、いきましょう。

では、ポーじいちゃんの大風呂敷と共に、
新年のご挨拶を。
今年もよろしくお願いいたします。

シャンデリアと新幹線

前の住まいから車で5分ほどの場所に、引越をしました。
小さな山々に囲まれ、目の前に田んぼが広がる、築40年の2階建て。
せめてあと1部屋、増やしたい…と思っての引越だったのですが、
なんと、家賃はあまり変わらずして、希望を大きく上回る広々5LDK

昭和なレトロ感満載の、新・猫髭うたたね舎の誕生です。

仕事部屋は8畳+広縁。
書庫にできそうな和室もあります。
そしてリビングは、豪華シャンデリア付き!
ついつい、訪れてくれた友人知人に自慢をしている次第。
打ち合わせ、打ち上げ、なんでも来い!

それとは裏腹…バランス感覚がどこかおかしなこの家。
二階の一部屋は、確かに、ちょっぴり傾いているようですが…

トイレが、狭い。
とにかく、狭い!
笑える程、狭い!!

私は、比較的ちびっこなので大丈夫ですが
体格のよろしいお方は、お困りになることもあるかと。

和式の便座の上に、洋式の便座を載せているのですが、
スボンの上げ下ろしなどで、膝がドアにあたりそうだし、
トイレットペーパーで拭くのも、
洗った手をタオルのところまで伸ばすのも、窮屈。

しかも、こちら、上下水共に来ていない物件で
井戸水&汲み取り(前の物件もそうだったので、個人的には大丈夫)。

用を足したある男性が、トイレから出てきて言いました。
その例えがあまりにも素晴らしすぎて、私は感動したのです。

「まるで、新幹線のトイレだ」

お陰さまで、それ以来、
我が家ではトイレに行くことを「新幹線に乗ってくる」と言います。

あなたにも、是非一度体感して頂きたいです。
どうぞお気軽にお越しください。

見てて欲しいんだもん もん もん〜♪

「♪大風呂敷 ひろげて〜 腹が立つんだもん もん もん〜」

前回のエッセイネタ、新曲「もんもんタイフーン」は
まわりで密かなブームになっています。


さて、先月の横浜滞在時に、占いをしてもらう機会がありました。
占い師さんは、開口一番、

占「大風呂敷を広げなさい」
私「は??え???私が???広げるんですか!!?」
占「もちろんですよ、あなたが大風呂敷を広げるんです。
  そしたら、それがいつのまにか本当のことになってますから。
  どんどん大風呂敷を広げなさい」

ほ〜〜〜。そうだったのか!
広げられてる場合じゃなくて、私が広げるのか!
しかし、突然そう言われてても……

ひとまず現物に馴染んでみようという思い、実家の母に言った。
「このウチに確か大風呂敷あったよね。貸して〜。
 大風呂敷を広げる練習に使うからさ〜。」

母は二階を探したのち、小さくたたまれた風呂敷を手に戻って来た。
「思ったのが出てこなかったけど、こんなんでいい?」。

広げるとあちこちに継ぎがあり、かなり年季が入っているのがわかる。
「あれ?すみっこに、なんか書いてある」

今にも消えてしまいそうな文字を、ゆっくり読んでみる。
「……もてき しろう 茂木紫郎!おじいちゃんのだよ!これ!」

ああ、ポーじいちゃん。
こんなところで、ポーじいちゃんに見守られることになるとは
夢にも思わなかった………。


上手に大風呂敷を広げられるか、
見てて欲しいんだもん もん もん〜♪
ね、ポーじいちゃん。