猫髭うたたね舎に、ご年配らしき男性から留守電が入っていました。
「あの…この前、新聞に載っていたシーデーのことで…連絡ください」
先日、群馬の上毛新聞さんに、CD「さくら貝」の記事が掲載されたのです。
シーデー、という発音が微笑ましい。
折り返すと、奥様らしき方が電話に出らたのですが、
怒っているかのような、こわ〜い口調。
「猫髭うたたね舎の落合と申しますが、◯◯様はいらっしゃいますか?」
「いません」
その、つっけんどんな声が、こわいんだって。。
翌日かけ直すと、また、相変わらずな感じの奥様が。
◯◯様はいらっしゃいますか?「留守です」
何時に戻られますか?「わかりません」。
困ったなぁ。。(昨日も言ったけれども)
◯◯様からお電話を頂いておりまして、
折り返しご連絡させて頂いているのですが……
それを聞いて奥様、ハッと気づいたらしく、
声色がちょっぴり優しくなって「お待ちください」。
途端に、ご本人が電話口に登場したのです。
「やっだ〜、悪いことしちゃったわ〜ハハハ〜」と
となりで明るく笑っている声が受話器から漏れてきます。
セールスの電話だと思われていたのですね。
ご本人さんは、とても柔らかな口調の方。
「シーデー、送ってもらえるんですね。楽しみにしています」。
この光景を目の当たりにしながら、
ついつい、我が、父、母の様子を思い浮かべていました。