お江戸から、歌唱のお仕事を頂きました。
歌以外のすべての音、つまり、カラオケは
別の音楽家の方がアレンジをしてくださっていて
私は、猫髭うたたね舎で、歌だけを録音するのです。
昨日、その音楽家さんのお名前をお聞きする機会があり、
驚きました。
そのかたと私は、音楽の恩師が同じ、
言うなれば、門下生同士だったのです。
さっちゃん3歳。いやいやながらピアノを習い始め、
小学生の頃、姉がやっていた電子オルガンの方が楽しそうだから、
と、気まぐれにそちらに転向し、
大好きな松本零士作品の、ヤマト、999、1000年女王などを
耳コピして演奏することに没頭し、
そうかと思えば、中学生時代は、テレビドラマの影響で
「高校生になったらバンドを組んで女性ドラマーになる」と言い出し、
ドラムを習いだす始末。
ピアノ、電子オルガン(ヤマハでいうところエレクトーン)、ドラム、
すべて、恩師のご自宅に通って教えて頂いたのですが、
気まぐれにあれこれと熱中する私をとがめもせず、
とにかく自由にやらせてくれたのです。
恩師の広い心と柔軟な対応があってこその、今の私、なのです。
今回の音楽家さんとは、
恩師と関わっていた年代が違うため、今まで面識はなかったのですが、
私は一方的に、つながりを知っていたので、
この嬉しいご縁のことを、ご挨拶のメールにも添えました。
そして、しばしの間、恩師の思い出ばなしに花が咲きました。
恩師は14年前に、お空にのぼって音楽の星になりました。
私は、あの時、感謝の気持ちを一言も伝えていなかったことを
激しく後悔しました。
そこから「ありがとう」という歌がうまれました。
あぁ、そうか、ちょうどお盆だものね。
後藤先生、ご自分が話題に出て喜んでいるかしら。
あちらでも、音楽と一緒に過ごしているかしら。
私達 門下生は、こちらで音楽と一緒に元気にしていますヨ。
今夜はお星は見えるかな。