「湯・湯・猫」

「センセのおうち、戸建で寒いでしょう?」と
歌の生徒さんが、小さい湯たんぽをくれました。
通気性抜群、築45年の我が家は、確かに寒く、
エコな湯たんぽ生活にありがたく突入。

そんなことをSNSに投稿したら、
漢字では「湯湯婆」と書くのだと友人が教えてくれたのですが、
気になって、名前の由来を調べてみました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが……
中国では唐の時代に「湯婆」(tangpo)として存在していたそうです。
そして「婆」は、おばあちゃんじゃなくて、「妻」のことだそうで、
「妻の代わりに抱いて暖をとること」を意味しているそうなのです。

んまぁ!ということは、
もともとは、妻を抱いて、暖をとっていたわけですね!
人肌って、あったかいですものね〜。
なんだか、その由来を知っただけでも、
うふふふふ〜っ、と、十分あったか〜い気持ちになりました。

ちなみに日本では「湯婆」のままでは意味が通じないために
「湯」が付け加えられて、現在の「湯湯婆」になったとか。

頂いた湯湯婆は、ぬいぐるみのような猫の専用カバーがついていて
本物を抱きしめているようなぬくぬく感がたまりません。
仕事部屋の膝の上や、布団の中や……最近はいつも一緒。
このコを漢字で書くなら、まさに「湯湯猫」。
読めないけど!