山口のお役所系のロビーで、ちょっと時間をつぶしていた時のこと。
となりのテーブルの、50代と思われる、同僚同士でしょうか、
二人連れの会話が聞こえてきました。
「ウチの子、東京に出たいって、ずっと言ってたんよ」
「そうよね。一度は出たいって、みんなそう言うよね。
ウチの子もそうじゃった。」
「ところがね、コロナで、東京は怖いって言い出した。行きたくないって。
あんなに人が多いところでクラスターが起きたら、そら恐ろしいって」
「山口は、全然違うもんねぇ」
「正直、ホッとした。ここは暮らしやすいもんねぇ」
その話を聞きながら、
少し前に読んだネットの記事を思い出していました。
今の日本は、都市集中、一極集中の度が過ぎている。
通勤の満員電車が異常でないと感じるくらいに人々は麻痺している。
本来は、地方分散型を目指すべきだ。
2025年〜2050年の間に、あと戻りできない分岐点がやってくる。
その時に、私たちは、破綻に向かう都市集中型を突き進むのか、
はたまた、よりよい未来のために、地方分散型を選ぶのか。
といったような、記事。
私は、今住んでいる山口が好き。
ここには、人が、人として暮らすのに、ちょうど良いリズムがあります。
都会からやってきたからこそ、よくよくわかるのです。
日本のあちこちに、まだまだ、このような場所がたくさんあるハズ。
我が家の隣の、田んぼの持ち主さん、こんな心配をしてくれてました。
「カエルの声がうるさすぎて、寝られんしでしょう?」
うふふ。
確かに大音量ですけど、季節限定の贅沢な子守唄です。
今夜もぐっすり眠れそう♥