いつも、さっちゃんがいる。

「にんげんを考えるシンガーソングライター」
最近は、自分のことをこう記している。

みずから、うたをつくり、うたをうたう。
シンガーソングライターであることは、
生きてゆくことそのものでもある。

そんなわたしが、なぜ、童謡唱歌のような、
ひとさまが作った歌を、わざわざ歌うのかといえば、
この声が偶然にも、童謡唱歌を歌うのに、
とっても手頃な声だと気づいたから。
この声で歌う童謡唱歌を、
この世に残しておくべきだと思ったから。

童謡唱歌の活動に費やす時間が増えていっても
おなかのなかの宇宙には、いつも、
シンガーソングライター 落合さとこがいる。
いつも、さっちゃんがいる。
そうして、あたらしいうたをうみだす時を
虎視眈々と狙っているのだ。