ネコニ、カエル


初夏のプチツアー&リハーサル等を終えて、ようやく、山口・猫髭うたたね舍に帰ってきました。
ツアーのライブレポートは、「はなまるばなし」にぽつぽつ更新しますので、そちらをお読み下さい。
「つぶやき」では、ここ数日の所感を。
インターネットが普及したおかげで、仕事や友人とのやりとりも随分とスムーズになりました。
10年ぶりに会える多忙な友人、初めてお世話になる大事なライブハウス、
ライブ会場を提供してくれた店主さん…などなど、
今回は、いつもよりも数多く、事前にたくさんのメールをやりとりし、
ホームページでも場所や画像を確認したり、随分と長い間パソコンに向かいました。
そして、メールの文字や、ホームページの画像を見ながら、
「Aちゃんは、こんなふうなママになったんだろうな」
「ライブハウスは、客席は何人で、グランドピアノで…広そうだな」
「店主さん、近頃ずいぶんと忙しそうで、なんだか今回の企画、申し訳なかったな…」などなど
抱えきれないいろんな想いやイメージを抱いて、その場に出向きました。
だけれども、だけれども!
実際に、自分が、その場所に行く、その人に会う、
たったそれだけのことで、
事前に入手した文字や画像よりも、遥かにたくさんの真実が、しかも一瞬で、体中に染みて来ました。
その人や場所の空気感、温度感、その人の生き様、今のテンション、瞳の輝き。
知らず知らずに、パソコン画面を見ながら勝手に作り上げていた、あたまでっかちオバケちゃんが、
一瞬で、実体を持ってゆくのです。
しかも、オバケちゃんは、たいてい、実体とはかけ離れている、とんちんかんオバケ。
パソコンは、あくまでも情報を得るための一つのツール、窓口で、
自分が、そのもの、と時間を共有することには、到底かないません。
いつも当たり前に思っていることだけれども、
今回は、特にパソコンをフル活用していたので、
オバケちゃんが本物に変わるさまを、短期間で数多く体験し、
やっぱり「LIVE(生)」が一番だ、としみじみと思ったのでした。