目からウロコの「骨屋から肉屋へ」

写真は、北陸、安宅の関のそばにいた弁慶。
連日の猛暑での熱中症かしら、
電柱にもたれかかってお疲れの様子。
実は、8月の上旬に、父の足の治療で
実家のある横浜から小松市に同行し、
約一週間、「加茂整形外科」の通院に付き添ってきました。
苦しんでいた7月とはうってかわって、回復のきざしが見え、
鼻歌まじりの父です。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因で足や腰が痛む、しびれるので、
その部分を手術するという話しはよく聞きます。
父の足の痛みも、私達はそれだと考えていました。
ところがどっこい、現代医学の落とし穴、どうやらそれは、違うらしいのです。
痛みの正体は、骨の変形などが神経を圧迫して起こるのではなく、
筋肉の損傷(筋性疼痛=攣り、引っ張り、こわばり、凝り、痙攣など)が原因で起こる、
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) というものだと、加茂先生はおっしゃいます。
いくら骨に着目した治療を行ってもムダで、着目すべきは筋肉なのだ、というわけです。
筋肉に、トリガーポイントブロックという注射をして、
痛みをとりのぞいたり凝り固まった筋肉をほぐします
(硬膜外ブロック注射等とは違います、
 また、同じ名称でも医師によって実際の行為が違う場合があるようです)。
この注射は、妊婦や子供でもできる、昔からあるとても安全な局所麻酔 。
保険もきくので、治療費もびっくりするくらいに安いのです
(父の場合は毎日200円代、聞き間違いかと思い受付で聞き直してしまいました)。
それらのことが、加茂先生の本に、わかりやすく書いてあります。
もし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、頚椎症…と整形外科で診断されて、手術を考えている方、
その類の手術をしたけれど痛みがなくならない方、
痛みの原因がわからないと言われて、MRI、レントゲン、CTなどの検査三昧の方、
痛みから逃れられなくて、ドクターショッピングをくり返している方がいらっしゃったら、
骨屋さんではなくて、肉屋さんの考え方を取り入れてみて下さい。
加茂先生の本 http://207-171-187-20.amazon.com/gp/aw/d.html?a=4938939525
加茂整形外科web http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/
メールでの相談ものってくれます。
痛みで苦しんでいるみなさんが、
シンプルな治療で、安く、親切に接してくれる「肉屋」さんに、出会えますように。
ちなみに、加茂先生はとても気さくな先生で、私のホームページものぞいてくれたようです。
この日記にも気づいてくれるかしら。