偉大なるソングライター、コールポーターの半生を描いた映画を見ました。
ようやく仕事が軌道に乗り出し、贅沢三昧な生活に突入してゆくわけですが
「一生懸命、歌を書いていた昔よりも、
適当に歌を書いている今の方が、何十倍もお金が入る」
そんなようなことを、本人がポロっと口にします。
嫌味の成分がどの程度だったかはさておき、それが真実だったのでしょう。
私は、歌や声にまつわる、いろいろな仕事、いろいろなライブをやっています。
基本的に好きなことだし、自分を活かせることなので、
喜んで取り組んでいます。
同時に、私の中心にあるのは、
自分の歌を書き、自分で歌う、シンガーソングライター。
迷うことは全くありません。
その活動が一見、活発ではない時でも、
いつもいつも、自分にとっての良い歌を書きたいと思っています。
(それがビジネスに繋がりにくいことももわかっています)
他の音楽の仕事やライブが増えると、本来の想いも同じ比率で増えてゆく…
今も、まさにそんな状況。
自分の歌を書きたい、それらをたくさん歌うライブがしたい。
お客さんが、残念ながら、一桁だったとしてもいい。
真剣に聞いてくれるのなら、それでいい。
いろいろな土地で歌いたい。
歌いたい、歌いたい、歌いたい。あぁ〜歌いたい。
と、一人でうなっているところに、姉から届いた画像付きメール。
姪っ子が小学校2年生の時に自ら作った、算数の問題の写真です。
「さとこさんのコンサートに、ぜんはんは320人いました。
こうはんは130人きました。今の人数は?」
7歳で既に私のライブによく来ていた、彼女らしい出題。
それにしても、お客さんの数が三桁って、スゴイ。
もし三桁が現実になっても、一切妥協せす、
自分が心から納得できる歌が創れて歌えていたら、もっとスゴイ。
これぞ、理想の世界。
←「式」が左右逆転してて、これまたスゴイ。