同級生

高校の同級生、某・男子……正しくは「おっさん」が、
山口に遊びに来てくれました。
二人とも、喋る、喋る。
昔話は少なく、ほとんどが、お互いの、今、のこと。
彼は、20〜30代、首都圏のメディア関係で働いたのち、
一気に方向転換。
現在、縁もゆかりもない、島根県の山間部に住んでいます。
横浜にて、同じような環境で思春期を過ごし、
偶然にも、結果、こうして中国地方の山間部に拠点を置く、二人。
…そこからうまれる価値観は、驚くほどに近いものだったのです。
だからこそ、あの頃、サシで喋るようなこともなかったのに、
今回、全く、間を持て余すこともなく、
「豊かさ」について、さんざん、語りあうことができたのでした。
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そんな近況を、先日の、笹子さんとのLIVEにてお話したわけです。
「同級生って、いいよねぇ〜」
奇しくも、その日は、笹子さんの中学校の同級生達が沢山来て下さり
笹子さん、打ち上げでは、いつになく童心にかえり……(?)
へべれけな感じに、なっていました。
「いや〜〜、同級生って、ほんと、いいよねぇ〜。
 今日は、楽しかったっ!」
さっきも聞きましたってば。

総合チャートNO.1

あまり馴染みがなかったジャンルの音楽を
最近よく聞いていますが、
その中で、頭から離れない一曲があります。
自分でも驚くほど、見事にツボに入り、
いつでもどこでもトイレでも……脳内でフレーズが流れていて
声に出して歌っていることも、よくあるのです。
++++
昨夜、久しぶりに連絡をとった人と、こんなやりとりがありました。
「(山口CATVで放送中の)総合自動車学校のCMソングは、落合さんの?」
「そうですよ〜!」(作詞作曲、歌唱をしています)
「ウチの子供らの間で、現在、総合チャートNO.1なんですヨ!」
総合チャートNO.1 !!
嬉しいじゃありませんか!
誰かの心の中で、私の歌がぐるぐる周り、
その人だけの、とっておき、チャートNO.1 になっているなんて!
++++
まさに、私の中の「現在総合チャートNO.1」の、例の歌は、
ただいま、脳内で、日本語に変換され
近いうちに、皆さんのお耳に届けられると思います。
ウフフ、どうぞお楽しみに。

先日の「ストリップルン」

久しぶりに怒鳴りました。
それはそれは、大きな声で。

音楽の打ち合わせを、一対一でしていた時のこと。
真剣だからこそ、感情も高ぶる相手に対し、
その物言い、内容に、だんだんと腹が立ち、会話はヒートアップ。
涙が一粒こぼれたが最後、一気に爆発。
「んなこたぁ、わかってんだよっ!!!!!」
泣きながら、机をダンッ!(と、叩く私)。

三者がいたら、
なんとも、みっともないシーンに映ったことでしょう。

でもネ、あの感情を飲み込んでいたら、
負のエネルギーが充満して、体も心もおかしくなっちゃう。
おかげ様で、一時間後にはお互いスッキリさっぱり、打ち合わせ再開。

我慢をせずに、本音をぶつけられる相手がいることに
密かに感謝したのでありました。

♪ 一枚 脱いでみよう もう一枚 脱いでみよう
  あなたの前なら ぜんぶぜんぶ 脱いじゃおう ♪

「あなたの前では、裸の心でいたいワ❤︎」という、
軽快でチャーミンな「ストリップルン」という歌を、30代前半の時に書きましたが、
10年以上も経つと、ずいぶんと図太い「ストリップルン」になるものなのですね。
 →CD「ゼリーの心臓」に収録されているのです

追求の先にあるもの

もっともっと「歌うこと」を追求したい。
今、そんな気持ちです。

ギタリスト・笹子重治さんとのデュオも始め、
ピアノを離れ、「歌い手」に徹すると
未熟な部分が具体的に見えてきます。

今までは、ひとつひとつの言葉を
「丁寧に置く」ことを、最重要課題にしてきましたが、
そこから、次のステップへ!
こっそりと新しいことにチャレンジし始めています。

歌い手の根っこの部分が成長すれば、
笹子さんとのデュオでも、ピアノ弾き語りでも、
たとえ、周りは気づかないような些細な変化であっても、
進化、は、しているハズだと思います。
歌作りにも、幅が出てくるのかもしれません。

数年前までは、お金を稼がないという意味での非生産的なことに
時間を費やすのは(特に多くの皆さんが働いている時間帯には)
自分が怠けているみたいで、非常に罪悪感がありました。

でも、今は(きっと良い意味で)その気持ちはありません。
結果として、お金がうまれようと、うまれまいと、
自分が「コレ!」と思ったことを追求するのは、
何にも代え難い、自分の幸せにつながるのだから。

今年の私、どうなってゆくのか、
更に、楽しみになってきました。
 大事な時に使っているハンカチ。この鳥のように、うねりながら、もっと自由に。

今年も続行いたします


2106年も今日で二日目。
皆さんは、どんな大晦日〜元旦を過ごされましたか?
私はといえば…間もなく新年を迎えるゾ、という、大晦日の夜。
人と、人との、とある残念なやりとりを、隣で見ることとなりました。
気持ちをよく、みんなで年を越そうと、心をこめてしていることを
このタイミングで、そんな態度、そんな理由で、ぶちこわす人………。
長い年月をかけてようやく、ここまであたたまってきた双方の関係。
年越しそばも、あたたかい湯気に包まれていたのに、
言われた方は、すっかり冷めて…いや、それを一気に通り越して、
沸騰してしまった様子。
それから間もなく零時をまわり、
なんだか「がっかりした」年明けとなりました。

…もしかしたら、私も、知らない間に、
誰かを傷つけているかもしれません。
去年の目標「気持よく、誰かを助け、助けられ」は
今年も続行。
自分ができることを、丁寧に、こつこつやってゆこう!
と、気持ちをリセットしたところです。

どうぞ、今年もよろしくお願い致します。

キリギリス

10月末の山口、11月初旬の大阪での、弾き語りワンマンライブ。
オリジナルを弾き語りでたっぷり歌うライブは、
実に1年4ヶ月ぶりでした。
イベントなどで声をかけて頂く時は、
趣旨にあわせて選曲をするので、
童謡・唱歌や、歌謡曲、山口でうまれた歌シリーズなどを多く盛り込みますが、
弾き語りワンマンは、自分の思うままに選曲します。
沢山のオリジナルと向きあっていると、
あぁ、やっぱり、自分が納得できる、自分の歌を書いて
自分で歌っている時が、一番幸せだなぁと、
しみじみ思います。
それは、独りよがりな想いかもしれません。
でも、結果として
誰かが、それに共感してくれたり
誰かが、ふっと優しくなったり
誰かが誰かの家族を思い出したり
……そんな風に、そっと誰かの心を動かす時もあるから……
「私は好きな歌を歌う
 私は今宵もピアノに向かう」(「キリギリス」より)。

七色のキジ

佐々並音楽堂(萩市)での夕暮れ時。
外で、「ギィーーギィーーーグワーーー」と
謎の音が聞こえました。
「キジかなぁ?」
音楽堂の主に向かって、口にした途端、
昼にも、大きなキジを見たことを思い出しました。
「ねえ、昼、車に乗ってた時もキジを見たよね?」
「…?見てない」
「え?私が助手席に乗ってて、
 私の携帯が鳴って、電話でしゃべっている間に、
 前を、キジが、右から左へ歩いていったじゃん?」
「…知らん…そら、幻や」
実は、キジを見たシーンは鮮明に覚えているのに、
その前後の記憶があやふやで
推測すると、車に乗っていたあの時間が
一番、それっぽい、気がしたのですが…。
ゆうゆうと横切る姿に、
オスって、こんなに色が綺麗なんだなぁと
えらく感心したのです。
でも、やけに七色っぽく鮮やかで非現実的な印象もあり………
思い返すと、すごく細長ったような気もするし…
でも、「見た」という強い実感はあって……
夢なのか、現実なのか、はたまたそれは妄想なのか。
なにやら最近、そのテのことが多いようです。
今月末、歳を重ねる時に、新しい扉が開く、
その前触れなのかもしれません。(ホント?)
夕暮れ時の音も、七色のキジも、
楽しい謎を残して、置いておくことにします。