私は、知りたい。

先日、「卒業」でお世話になった良城小学校合唱団を7年間に渡って指導してきた、お二人の先生の「お別れ会」に出席してきました。
音楽室には溢れんばかりの人・ヒト・ひと。合唱に携わってきた沢山の子供たちやPTAのお母さん達が、学年、世代を越えて、およそ200人が大集合しています。それを目の当たりにしたお二人の先生も、お礼の言葉を、つまりながらも一生懸命に伝える子供たちも、みんなみんな涙。気付けば私も涙です。
そこには、誰一人として、仕方なくその場にいる人や、形だけで出席している人がいません。子供も大人もみんな二人の先生に心から感謝しさようならを惜しみ、また二人の先生もみんなに心から感謝しているのが、ひしひしと伝わってきました。歌を通じて、かけがえのない時間を共に過ごした、一つのチーム。かけがえのない宝物。感謝の気持ちにあふれた、本当に美しい「お別れ会」でした。
私は知りたい。
こんなに綺麗な気持ちを持つ人々がいるのに、今の日本という国は、どうして、こんなにもどうしようもないのでしょうか?
政治家の方々や権力をお持ちの方々は、子供の頃は、そうゆう純粋な気持ちを持っていたのでしょうか?持っていたとするなら、いつからそれを失ってしまったのでしょうか?例えば、この子供たちが未来の日本を動かせるくらいの力を手にしたら素敵な国になるのでしょうか?それとも、この子供たちも、いつかはカネや嘘や権力にのみこまれてしまうのでしょうか?