山口線でのひととき


久しぶりに列車に乗って出かけました。「電車」ではありません、ディーゼルですから。のんびりとプチ旅行気分です。
帰りの列車。となりのボックス席は若いファミリーで賑やかでした。
まだ幼稚園にも行ってなさそうなボク、「ガタンゴトーン ガタンゴトーン……(ここで表情を一気に変え、目を見開いて)ポーーーーーー!」。(←汽笛のつもりらしい)
この、「ポーーーーーーー!」の、可愛らしさといったら。実は本人も、この部分がかなりお気に入りの様子で、何度もリピート。
次が湯田温泉駅、というあたりで、幼稚園に通っていそうなお姉ちゃんの方、右手に持っていた紙を丸め、携帯を持っているフリをして、向かいに座っているお父さんに、電話をかけています。
「あ、おとうさーん、あと5分でつくから、迎えにきて〜。いまねぇ、じゃばら。」
ふふふっと声を出して笑ってしまいました。
父「じゃばらじゃない、やばら」(矢原駅)。娘「うん、じゃばら」
そのファミリーも私も湯田温泉駅で降りました。駅前の白いキツネは、今日も笑っていました。