見えないお客さま

最近、「魂」にまつわる話によく遭遇します。
私は、語るほどの知識はないけれど
「肉体は、魂の乗り物」ということは、感覚でわかりますし、
当たり前に、魂は存在する、と、思っています。


そういえば、6月、
亡き祖父の創った童謡を、祖父の地元(群馬)で初めて歌った
コンサートでのこと。
「故郷」などの童謡唱歌を数曲歌った後、
祖父の思い出話などをいろいろして、
祖父の創った「さくら貝」をいよいよ歌う段になって…
前奏を弾きだした途端、
今まで、なんともなかったスピーカーから、
ビビビビ、ビビビビビッと激しいノイズ音が出たのです。
あららら……困ったなぁ……と思いながらも歌い出すと、
すっと消えて、その後、一切、ノイズ音は出ませんでした。
祖父もコンサートを聞きに来ていたのでしょう。
「さくら貝」がいよいよ始まる!と思ったら、
きっと、祖父は、嬉しさが弾けちゃったのだと思います。
そのエネルギーが、ノイズになってしまって、
祖父自身もびっくりしたはず。
「さっちゃん、悪かったんねぇ………」
直前の胸の高鳴り、そしてノイズになった驚きと、
ちょっと申し訳無さそうな感じ、
そして、その後は、再び満面の笑みで歌を聞いくれていた……。
祖父の姿を、容易に想像することができました。


おじいちゃん、
初盆だというのに、行けなくて残念だよ。
でも、今月末は、群馬でまた歌うよ、おじいちゃんの歌。
だから、また聞きに来てね。


こちらの世界の皆さんも、
各会場、各ライブ、是非、聞きに来てくださいね。


 ←すこしまえ。慣れない自撮りで変な顔。